低身長。プリケツ。ポチャ。非モテ男子。
これは完全なるリアル話です。
27歳、身長163cm、生まれつき腰回りががっしりしていて、ちょっとプリケツ気味だが、まぁ普通体型かな。
けど最近、少しポチャり始めてて、この前、久々に走ると今までに意識したことのない背中のお肉が初めてぶるんっぶるんって揺れたことに気がついた。
実は、ルックスはそこまでブサイクというほどではないが、僕は好きになった女の子からは振られるという経験を繰り返していた。同じ女性から一年間に3回も振られたこともある。
「イケメンが心底、羨ましい。」
「高身長が羨ましい。」
「面白い人ってホンマにいいなぁ。」
そう、僕は非モテ男子だ。
誇れるものと言っても学歴くらいしかなく、昔そういえばダンスやってて、それは多少うまかったけど?っていう過去のわずかな栄光にしがみついている非モテ男子だ。しかも、学歴といっても、関西では有名だが東京にいけば知名度も低い神戸大学。東京で神大(しんだい)っていえば、神奈川大学?とか信州大?って間違われる。
とりあえず、僕はイケメンが大嫌い。キレイな顔立ちをしたイケメンが大嫌いです。
国民的アイドルグループ「●RASHI」なんて、その最たる例。
まぁ、アイドルでみんなイケメンなのは百歩譲ってまだいいんですよ。何が嫌いって、彼らの性格が本当に良いのが、好感が持てまくりなところが大嫌い!笑
あんなに才能に恵まれていて、かつ面白くてイケメンで…女の子にモテまくりなのも頷けますよね。いいなぁ本当にいいなぁ、、友達になりたい。そう思うくらいに彼らはいい人たち。そう僕に思わせちゃうところも嫌いな理由のひとつ。ただ、彼らなんかはもう雲の上の存在過ぎて、僕はどうでもよく思います。
ただ、たまーに、いるんですよね。性格が良くてイケメンで、話せば笑いのツボも抑えてて、たまには体張ってまで笑いが取れたりする男からも女からも人気なやつ。しかもボンボンだったりする。
僕が学生時に作ったサークルにもそんな男子が入ってきたことがあって…そう、彼はかなりのお金持ちでイケメンで、実は謙虚で努力家で面白い。お金持ちだったりすることもあってか、サークル内では王子様キャラで浸透し、男からも女からも大人気だった。
そういう人間が身近にいて、普通に絡んだり、遊んだり、ご飯にいったりしてどうしてもアラ探しなんかしちゃうんだけど、話してみると本当に謙虚で良いやつなんだ。
“真のイケメンに出会ったとき、最初に起こる感情は「諦め」である。”
これは僕が作った名言。笑
とりあえず、僕はとにかくイケメンが嫌い。なんだよその、生まれたときから勝ち組みたいなやつ。生まれたときから金持ちでイケメンで、育ちも良くて性格も良くて、、、大概そういうやつはセンスも良かったりするし、何をしたら人が喜んでくれるかとかもわかってるような感じがあったりする。
そんなやつが恋敵だった場合に、おれにはもう勝ち目がないんだよ…。
こっちは何も取り柄がないから勉強とかいろいろ頑張ったりしたけど、結局女の子からの人気はそういう何やっても許されそうなイケメンたちが奪っていくんだ。世の中の不公平さや不条理に、心は何回だって折れた。
受験とか勉強の世界は平等で良い。ちゃんと点数を取れば人の上に立てる。そんなことを本気で考えていた。
本音はやっぱり美女と付き合いたい、結婚したい。
非モテ男子のくせに、テレビの女優さんやモデルさんをみていて思う。
「あんな彼女がいたらなぁ」
「でも彼女も人間なんだし、誰かと付き合ったりすることもあるわけで」
「なんならあんな子でも誰かとセックスしてるんでしょ?」
どうしても思ってしまう。三宮を歩けばいくらでも可愛い女の子はいる。さすが神戸…東京ほどではないけど、可愛いくてスタイルが良い女の子なんて普通にいる。
あの子と知り合うためには?
とかいろいろ考えるけど、どーせ彼氏いるだろとか考えてしまうし、彼氏らしき男性と一緒に歩いてるパターンとかも多い。
羨ましさはいつだって爆発しそう。あんな美人さんや可愛い女の子と付き合うなんて、自分には不可能に近い。一生そんな夢叶わない。
はぁ、不条理っ。苦笑まず出会いとかないしな。そんな劣等感を爆発させながら、しかし、たまーに不思議に思っていたことがあった。
ブサイクなお笑い芸人やそこまでイケメンでもない芸能人やスポーツ選手が絶対に釣り合わなさそうな美女と結婚していたりする事実。
それを見る度に、芸能人はお金持ちだしとか、彼らは面白いしとかいろいろ考えていたけど、実は内心気づいていたのだ。
「あんな美女があんな不細工なお笑い芸人を結婚相手に選び、当然セックスもするわけでしょ?本当は外見はそこまで関係ないんじゃないか…?」
そんな疑問を抱えながら生きつづけ、27歳になったあるときに、ホンマにこのままチャレンジせんくてええんか!って思った。僕は欲が深い。強欲なんだ。強欲なダメ人間。
やっぱり最高の彼女を作り、結婚し、最高に幸せな生活は諦めることができない。
もう一度、考えてみた。モテるにはどうしたら良いか。
もうこの手の疑問については幾度となく思考した。
「お金持ちはやっぱモテる?お金を持っているから?いや、お金で良い服を買えるからか?」
「やっぱ中身なんかな?優しくて爽やかでおしゃれで…イケメン?」
「面白いのが大事なんかな。女性を楽しませることができるからとか?」
ただ、どれもその真偽がわからない。
結局は人それぞれでしょって結論に達してしまう。それでも、確かに好みの問題だけど、その最大公約数的なやつは存在するはず。けど、結局その最大公約数的なファクターも、「イケメン・おしゃれ・面白い」みたいなとても曖昧なもので括られてしまう。
どうすればいいんだ。そんなとき、僕の作ったサークルのとある友達Kがなにやら怪しい行動・活動に取り組み始めていたことを知った。というか、本人から突然、LINEがきた。
話の筋は、その友達Kはまだ童貞なんだと。今まで誰とも付き合ったことがないんだと。そして、最近、同じサークルに所属していたMちゃんに告ったけど、振られたそうだ。前に所属していた学生団体でも、まだ告ってすらないのに噂が広まってキモがられて悲惨だったらしい。
そこで本気でモテたいと思って、ネットでいろいろ調べまくったらしい。そして、ツイッターであるモテまくっている人と出会って、その人が学んだことをいろいろ教えてもらって、いまそれを実践してるところで要は、それを一緒にする仲間がほしいと。
なにをするかというと、ナンパらしい。
まじか。まぁ無理やなー。
即答した。
しかし、友達Kはなぜ僕を選んだのかというのも教えてくれた。
そもそもナンパをしていることなんて友達に広めたくないし、サークル内の女子に広がったりでもしたら相当リスクがあるし、前の学生団体で起こった悲惨な事件にも発展しかねない。確かに、こんな話を同じサークルの人間に打ち明けるなんてリスクが高い。
でも、そんなリスクがあるにも関わらず、なぜ打ち明けてくれたかというと、このナンパというのは本当に戦略的に行われるもので、そういう頭脳や思い切りが必要なことは僕にうってつけなんじゃないかと思い、2人でナンパできたら精神的な支えにもなるからより上手くいく可能性が高まるからということだった。
確かにリスクを犯してまで僕に伝える合理的な理由に思えた。そして、彼はこのナンパの戦略をかなり勉強していて、それも教えてくれた。
僕は衝撃を受けた。
初対面の人が心をオープンする心理的な技術、会話のやり方、誘い方、LINEをゲットする方法、統計学的思考、笑いの取り方…計算され尽くした、ありとあらゆるコミュニケーションスキルがそこに詰まっていたのだ。
ナンパ師のゴールはその日のうちにセックスすることだ。けど、よく考えてほしい。
普通に考えて、その日に初めて出会ってほんの数時間後にセックスする女の子がどこにいる?相当なビッチしかいないんじゃないか。。。
到底ムリなように思えたが、実は、このナンパスキルは本質的にモテる方法につながっていることは確かだった。なぜなら、さっきも言ったがこれはコミュニケーションスキルでしかないからだ。
しかも、もしその日のうちにセックスできるのなら、それは信頼関係の構築が物凄いスピードでなされたことになるし、営業でいえば出会ってわずかな時間で大型の受注契約ができる凄腕の営業マンとでも言えよう。一度も話を聞かずに去るのは勿体無い。
ナンパをするしない関係なく、一度は話を聞いてみよう。その上でやるか決めたらいいじゃないか。友達Kはそんな悪い人間とかじゃないし、彼の言ってることが本当なら、実に興味深い。
驚くほどアカデミック…けどナンパは無理!w
続きは執筆中です!
なぁなぁ、ちょっと変なこと聞くんやけど、女の子に困ってたりせーへん?